顧客情報流出 元社員を逮捕

洩漏顧客資料  前職員被逮捕

6月25日 12時28分

NHK  6月25日  12點28分

三菱ＵＦＪ証券の元部長代理が、別の社員のＩＤなどを使って不正に会社のコンピューターに接続し、１４８万人分に上る顧客情報を持ち出したとして、不正アクセス禁止法違反などの疑いで警視庁に逮捕されました。およそ５万人分の顧客情報が名簿業者に売却されたあと、さらにマンション販売会社などに転売され、警視庁は、詳しいいきさつを調べています。

三菱UFJ證券前代理部長盜用其他職員的ID，以不法的方式連結到公司的電腦，將148萬名以上的顧客資料攜出，因疑似違反「不法連結禁止法」被警視廳逮捕。將近5萬筆顧客資料被賣給個資集團，甚至還轉賣給不動產銷售公司，目前警視廳正進一步調查詳細的來龍去脈。

逮捕されたのは、三菱ＵＦＪ証券の元部長代理で千葉市緑区の久保英明容疑者（４４）です。警視庁の調べによりますと、久保元部長代理は、三菱ＵＦＪ証券のシステム部に勤めていたことし１月、別の社員のＩＤなどを使って顧客情報を管理しているコンピューターに不正に接続し、およそ１４８万人分の名前や住所、年収などの情報を引き出したうえ、翌月、ＣＤーＲにコピーして持ち出したとして、不正アクセス禁止法違反と盗みの疑いが持たれています。

被逮捕的嫌疑犯為三菱UFJ證券前代理部長，居住在千葉市綠區的久保英明(44歲)，依據警視廳的調查得知，久保前代理部長在今年1月任職於三菱UFJ證券系統部門時，盜用其他職員的ID，不法連結至管理顧客資料的電腦，抓出姓名、地址、年收入等約148萬筆資料，隔月並拷貝至光碟後攜出，疑似違反「不法連結禁止法」及盜用個資。

警視庁によりますと、久保元部長代理は、調べに対して「まちがいありません」と供述し、容疑を認めているということです。これまでの調べによりますと、久保元部長代理は、顧客情報に接続できる権限がない部署に異動した社員のＩＤの利用が停止されていなかったことから、このＩＤを使って不正な接続をしていたということです。

警視廳表示，久保前代理部長在接受調查時供稱自己「並無做錯事」，但承認警方懷疑的事實是自己所為。依據目前為止的調查結果顯示，久保前代理部長盜用已調職到無顧客資料查閱權限部門卻尚未被停止權限員工的ID，利用此ID進行不法的連結。

三菱ＵＦＪ証券によりますと、久保元部長代理は、およそ５万人分の情報を３つの名簿業者にあわせて３２万８０００円で売却し、さらにマンション販売会社などに転売されたということです。警視庁は、久保元部長代理が売却目的で顧客情報を持ち出したとみて、詳しいいきさつを調べています。元部長代理が逮捕されたことを受けて、三菱ＵＦＪ証券は「お客様に多大なご迷惑とご心配をおかけしたことは、まことに申し訳なく、あらためて深くおわび申し上げます。引き続き捜査に協力するとともに、被害の拡大防止に取り組みます」というコメントを出しました。

三菱UFJ證券表示，久保前代理部長將約五萬筆個資，以合計32萬8仟日元的金額，分別販賣給三家個資集團，甚至還轉賣給不動產銷售公司。警視廳認為久保前代理部長以販賣為目的盜用個資，正進一步調查詳細的來龍去脈。針對前代理部長被逮捕，三菱UFJ證券表示「為顧客帶來極大的不便與擔憂，誠摰地感到抱歉，並再一次地致上最深的歉意。接下來除了配合調查外，也將研擬如何防止被害情形的擴大。」

日文原文出處：

http://www3.nhk.or.jp/news/t10013855381000.html